おすすめの職種から奈良県の介護事情がみえてくる？

転職事情とパターンについて

奈良県では移住支援事業を積極的に行っていることもあり、他県から転職してくる人も多いようです。転職をする際に意識すべきポイントは前職の経験を活かすことです。同業界・同職種であればそのまま経験を活かすことができます。給与や待遇アップを図ることもできるでしょう。このパターンで転職する場合、以前勤めていた職場よりも規模の小さい職場を探すことで転職の成功率がグンと高くなります。というのも、転職先からしてみれば自分たちよりも規模の大きい職場で働いていた人材のノウハウや知識を取り込めるため、積極的に採用したいという心理が働くためです。また、職種は違えど同じ業界であれば、培ってきた業界の知識・経験を活かすことができます。
異なる業界・職種に転職する場合はなかなか難しく感じる部分も多いかもしれませんが、人材が不足している業界であれば転職しやすいですし、前職で培った汎用スキルを活かせるかもしれませんのでまったく不可能ということはありません。

奈良県の求人事情

奈良県で正社員として働く場合の平均年収は2016年度の時点で467万円ほどとなっています。全国平均が420万円なので、かなりの高水準となっています。都道府県別では14位の平均年収の高さを誇ります。産業別でみると、バスの運転手や看護師などが500万円ほどとなっており全国平均よりも特に高い傾向があるようです。
有効求人倍率は2017年2月の時点で1.22倍となっています。全国平均は1.43倍で都道府県別だと34位です。こうみると低い数字に思えるかもしれませんが、奈良県内で有効求人倍率が最も低いのが大和高田市で1.13倍、その次が桜井市で1.32倍と、いずれも1倍以上の数字となっており、全体でみると低めの数字ですがその分どの地域も安定して求人があるといった状況になっています。そしてどの地域も有効求人倍率は上昇傾向にあるので、転職するのであればむしろ今がチャンスです。

注目の職種

奈良県で最も求人の多い職種は機械・電機関連の技術職で全体の21.5％となっています。建設・建築などの技術職も20％以上の高い数字を誇り、次いで営業職も20％近い数字となっています。これらの職種はどの地域でも高い数字となっていますが、特に注目したいのは医療福祉系です。全体の4％以上の求人がこの職種となっており、特に介護職の人材が求められています。そのため、介護職経験者はおすすめです。また、介護職は業界全体として人材不足なため、未経験であっても挑戦できるというメリットがあります。奈良県へ転職するのであれば、介護業界が狙い目であると言えるでしょう。