奈良県の介護事情のなかでも求人の多い施設形態をチェック

奈良で仕事探し
数が多い介護施設とは

数が多い介護施設とは

奈良県の介護施設数と求人状況

要介護人数が増えている奈良県では、介護の仕事も増加傾向にあります。より多くの人材を確保するためにも、奈良県では働きやすい環境づくりに力を入れている施設が多くなっているようです。
2021年11月の施設形態別の求人状況では、一番多いのが介護老人保健施設、次に多いのがデイサービス、そして特別養護老人ホームの求人が続きます。いずれも求人数は僅差であり、希望する職場を選びやすいと考えられます。介護老人保健施設と特別養護老人ホームは入居施設のため、常勤の場合は夜勤の対応もあります。
介護老人保健施設は入居者の在宅復帰を前提とした施設なので、入居期間はさほど長くありません。回転率はほかの入居施設よりも早いので、長期的に関係性を築きたい方は特別養護老人ホームの方が向いているかもしれません。デイサービスは自宅で暮らしている高齢者が日中に施設に通って介護サービスを受ける場です。そのため、介護士の仕事も日勤だけです。介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどで夜勤をすると夜勤手当がつき、収入は多くなる傾向にあります。デイサービスは日勤だけなので、夜勤をするよりも給与は下がるでしょう。

どんな施設形態があるのか

2022年9月調べのデータでは、奈良県内には上記の項目で挙げた施設以外に訪問介護事業所やグループホームなどもあり、介護のニーズに幅広く対応していることがうかがえます。訪問介護は在宅介護サービスのなかの一つで、訪問介護員が利用者の自宅を訪問して介護を行うものです。グループホームは、認知症と診断された方が共同生活を送る施設です。ほかには、介護医療院という比較的新しい施設形態も複数見られます。
介護医療院とは、長期療養を必要とする要介護者が医学的管理下で生活を送れるようにした新たな介護保険施設です。通常の介護施設よりも医療面の役割が大きいことも特徴です。2017年度で廃止された介護療養型医療施設を代替する役割を担っているといえます。

資格を活かせる仕事

介護士は無資格、未経験で仕事に就くことも可能ですが、仕事内容によっては有資格者に限られることもあります。その代表的な仕事が訪問介護であり、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)以上の資格を持っていなければ就くことができません。
訪問介護は基本的に日中だけ営業しているため、訪問介護員の仕事も雇用形態関係なく日勤のみです。ただし、夜間対応型の訪問介護は文字通り夜間の仕事も発生します。いずれにしても介護の資格を活かせる代表的な職業なので、手当の一部で資格手当がつくことも多いようです。

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